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シティ・オブ・ゴッド


シティ・オブ・ゴッド (CIDADE DE DEUS)
監督:フェルナンド・メイレレス 2002年 ブラジル


あらすじ
シダージ・ジ・デウスという実際にリオデジャネイロにあるスラム街を舞台に、ギャングとそこで暮らす子どもたちの目線から身の回りで起こる抗争や事件がリアルに描かれた群像劇。時代は60年代後半から70年代、70年代後半とパートに区切って話が展開していく。

 これはブラジル映画にはまっていたときに見た映画です。この映画などのお陰でブラジル映画が大変好きになった。今までに見たブラジル映画の中で、今のところ一番好きです。実際の実話を基にして、ブラジルのファベーラ(スラム街)の様子を、その場にいるかのような臨場感を感じながら見ることができる。130分と長めだが、時間を全く感じさせないほどテンポがよく、どんどん引き込まれる作品だった。麻薬や殺しが当たり前に行われている世界は、実際に行ってみないとわからないと思うが、こわいなあと思いつつも、どこか陽気なラテン気質の雰囲気が漂うこの映画は、見た後すっきりした明るい気持ちになるのが不思議である。
 主人公の一人であるブスカペは、カメラが大好きで、スラムに育ちながらも、好きな写真を撮るということをやり続けた結果が、後のブスカペの仕事にも繋がり、さまざまなことに巻き込まれながらも、どこにも流されなかったブスカペのことを本当にすごいと思った。それぞれの人物のそれぞれの生き方、勇気、強さをもらえる映画だった。何回でも見たくなる作品。

 フェルナンド・メイレレス監督の他作品。
・ナイロビの蜂(2005)
・ブラインドネス(2008)
・360(2008)

※この『シティ・オブ・ゴッド』の作品以外にも邦題で『シティ・オブ~』ていう映画はいくつかあってそういうのをいくつか見たが、本作が一番好きだった。たぶん、邦題はこのシティ・オブ・ゴッドファンを引き寄せるための罠である。実際に全く関係のない話もある。ブラジル、スラム街、ストリートチルドレンの話だから同じような名前にしてるんだと思う。

 

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